これから、パニック障害の方が少しでも身体を楽にできるようなセルフケアを紹介していきます。
その前に今回は、セルフケアを始めるうえで知っておいていただきたいことを書いてみたいと思います。
新しい習慣を追加するのは難しい
私たちはよく本やテレビで「身体にいい」ストレッチや体操などを目にする機会があります。
ですが、その新しく知った動きの中で、半年続いたものは少ないのではないでしょうか?
それどころか、一週間続けるのもかなりハードルが高いのではと思います。
私たちは、新しいことを始めるよりも、いつものやり方を続ける方が楽に感じやすいものです。
そのため、暮らしの中に新しい習慣を取り入れるのは、思っている以上に難しいことがあります。
でも、セルフケアはやればやるだけ身体が楽になるので、ぜひ続けてやってほしい!と思いますので、
できるだけ習慣化しやすいように3つのコツを作ってみました。
① ルーティーンとセットにする
私自身が、数少ない成功体験として続けられているエクササイズがいくつかあります。
ひとつは、歯磨きをしながらの踵上げです。毎日朝と夜に家で歯磨きをするので、その時間をエクササイズタイムにしてしまっているのです。
他にも、電車の中で吊り革を持って立っている時に、向かいの窓ガラスにうっすら映る自分の顔を見ながら、舌の体操を(口の中で)しています。電車は平日5日間乗るので、これでほぼ毎日舌の体操ができていることになります。
このように、何かすでにルーティーンとなっている活動と新しい動きをセットにしてしまうと、そこまで頑張らなくても習慣化しやすくなりますし、忘れることも防げます。
これから紹介するセルフケアでも、組み合わせやすいルーティーンがあれば、あわせてご紹介していきますね。
② リマインダーを設定する
これは、ルーティーンと一緒にしにくい動きにおすすめのコツです。
たとえば決まった時間に薬を飲む、などのためにリマインダーを設定している人は多いかもしれませんね。
私の場合、運動というより精神的なケアを行う時にスマホのリマインダーを設定しています。
朝、家を出る少し前に通知が来るようにして、そのままスマホの画面で、自分が落ち着ける言葉を読むようにしています。
ただ、リマインダーは買い物リストなど普段の用事などにも使うため、気づけばスマホの通知欄がリマインダーであふれてしまって目的のものを見落とすこともあります。気をつけてくださいね。
③ 減点法ではなく加点法にする
このことが一番大切かもしれません。
基本的に人間はみんな頑張り屋さんなので、新しいことを始める前は、「絶対に毎日続けよう」「早く結果を出したい」と気合を入れます。
しかし、現実には3日続かないこともありますし、毎日できていたのに1回忘れただけで嫌になってしまうこともあります。
そんなときは、減点法ではなく加点法で考えるのがおすすめです。
1回忘れたからマイナス1点、ではなく、1回できたからプラス1点。
そう考えると、間が空いても点数が減ることはありません。できた分だけ、ちゃんと積み重なっていきます。
「1か月で4回しかできなかった」ではなく、「1か月で4回もできた」と考えてみる。
それだけでも、気持ちはずいぶん楽になります。
これは単純な精神論に見えてすごく心にやさしい方法なので、ぜひやってみていただきたいなと思います。
手帳やカレンダーに、できた日に印をつけていくのもいいかもしれませんね。
セルフケアは、毎日完璧に続けることが目的ではありません。
自分の身体に少しずつ意識を向ける時間を持つこと、その積み重ねが大切なのだと思います。
身体が少し楽になることを楽しみに、無理のない形で続けていきましょう。